2017年の年頭にあたり、本紙では野本紀子宮前区長にインタビューを行った。昨年1年の取り組み、今年の重点施策などを聞いた。(聞き手/原田一樹)
――昨年1年を振り返って 「昨年の宮前区では、嬉しい受賞のニュースが相次ぎました。1月には、平瀬川まちづくり協議会がふるさとづくり大賞総務大臣賞を受賞。2月には、同協議会と飛森谷戸の自然を守る会が、神奈川地球環境賞をダブル受賞。11月には影向寺重要文化財・史跡保存会が川崎市文化賞を受賞。年末には、菅生中学校区地域教育会議が、地域学校協働活動推進に係る文部科学大臣表彰を受賞しました。
受賞団体の活動歴は20年から65年。長い年月をかけて、人から人へバトンを渡しながら、多くの人が力を出し合いながら、地道に続けて来られた活動ばかりです。宮前区で多様な地域活動が活発に行われていることは、この地に豊かな人と人との絆が息づいている事の証左でもありましょう」
――今年の重点施策と宮前区の目指すものは
「昨年4月、区役所に地域みまもり支援センターが誕生しました。全ての町に担当の保健師さんがいて、こどもからお年寄りの事までいろいろな御相談にのったり、健康づくりの出前講座で地域の集会所にお伺いしたり、毎日元気に活動しています。こども関連等の相談に応じる心理職や社会福祉職の専門家チームもスタンバイしています。
今年も、町内会自治会や社会福祉協議会、教育機関や病院、地域包括支援センターや福祉施設、地域の団体や区民の皆様と連携して地域包括ケアシステムの構築に取り組み、全ての世代がいきいきと自分らしく、お互いに思いやりをもって暮らせるまちを、皆様とともに実現していきたいと思います」
――区民へのメッセージを
「先日訪れた菅生中学校の体育館に「創造〜前代未聞の歴史を紡げ〜」という生徒会目標が貼ってありました。本当に、私たちは、いつだって歴史の最先端、今を生きています。細い繊維を撚り合わせて一本の糸ができあがっているように、みんなで歴史を紡ぎ出しています。生きることは即ち歴史を創造すること、と考えると、なんだか元気が出てきませんか?大きな目標を掲げた頼もしい若者達とともに、大人も子どもも、希望の溢れるこのまちの未来に向かって元気に歩んでいきましょう」
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