神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2017年11月3日 エリアトップへ

市ごみ出し難民対策 「ふれあい収集」16年で6倍 将来的な人手不足懸念

社会

公開:2017年11月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

 高齢者ら自力でごみを集積所まで出しにいけない、いわゆる”ごみ出し難民”が全国的に増加し、問題となっている。川崎市でもその対策の一環として2000年に導入した「ふれあい収集」の利用世帯(普通ごみ)が16年で約6倍に増加し、将来的な人手不足等が懸念されている。

 高齢で足腰が弱くなりごみを出すことができず、室内がごみ屋敷化してしまう家庭が全国的に増加。ごみにつまづき転倒し骨折、寝たきりになるケースもあるという。また、外に出ようという気持ちがなくなるため、孤独死の危険性を指摘する専門家もいる。

 こうしたごみ出し難民らへの対策として、市は00年から「ふれあい収集」を導入。65歳以上または障害者で、一人暮らし、もしくは同居家族がいるが同居者がごみを集積所等まで持ち出せない世帯に対し、普通ごみ・資源物・粗大ごみを職員が排出者宅前や所定の場所まで直接収集に行くサービスを行っている。

 対象者は所管の生活環境事業所(市内5カ所)に申し込む。導入翌年の01年度、普通ごみの実施世帯数が全事業所で133世帯だったのに対し、今年10月1日現在では861世帯に達し、約6倍に増えている。

 市は「現状は通常の業務の範囲内で問題なく対応できているが、今後も利用者の増加が見込まれ、人手不足が危惧される。福祉関連部署との連携を含め、新たな収集方法を模索している」としている。

宮前区版のトップニュース最新6

使いやすく大幅増補

川崎市

使いやすく大幅増補

おくやみガイドブック

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月19日

菅生に大型リユース拠点

菅生に大型リユース拠点

官民連携でごみ削減へ

4月12日

仲間と歌いつなぐエール

能登半島地震復興ソング

仲間と歌いつなぐエール

市長や市議も「個人」で参加

4月12日

市民の「誇り」向上

市民の「誇り」向上

都市イメージ調査

4月5日

女性管理職は過去最高

川崎市

女性管理職は過去最高

職員2024年度人事

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

  • 3月22日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook