川崎ものづくりブランド認定 高津区から2社1製品1技術 (株)アステムとダイヤ工芸(株)
市内の中小製造業が生み出した優れた自社製品や技術の優位性を、川崎を代表する工業製品・技術として認定する「川崎ものづくりブランド」。これまでに46件の製品・技術が認定されているが、昨年末新たに10件が加わった。高津区からは(株)アステム(鈴木光代表取締役/溝口)とダイヤ工芸(株)(石塚勝代表取締役社長/蟹ヶ谷)の2社1製品1技術が認定された。
同ブランドの認定事業は川崎ものづくりブランド推進協議会(山田長満会長)が平成16年度から実施しているもので、今回で7回目。これまでと合わせ、市内全体での認定製品・技術は52社56件となった(高津区では17社18件)。
(株)アステムの認定製品は非破壊果実糖度計「アマイカ」。光センサーの応用技術を使い、果実を切ったり穴を開けることなく糖度を測定し、他社の従来製品と比べ測定時間を約3分の1に短縮し選別作業の効率化を図ることができる。昨年、多摩川梨の品評会でも使用された。
ダイヤ工芸(株)の認定技術は曲面体・多面体スクリーン一発印刷「曲面インプレッソン」。多角形状や楕円柱体の全周囲を単工程でスクリーン印刷できる技術で、携帯電話やデジタルカメラなど電気製品の外観部への印刷を主力としている。従来は複数の印刷工程が必要となるが、単工程で済むため大幅なコスト削減と継ぎ目のない仕上がりを実現している。
なお、今回の認定式とフォーラムは3月24日(木)にソリッドスクエアホール(幸区)で予定されている。
|
|
|
|
|
|
3月29日