CCかわさき交流コーナーを管理・運営する川崎市地球温暖化防止活動推進センターのセンター長 竹井斎(ひとし)さん 市内在住 54歳
あふれる環境への想い
○…「誰もが気軽に訪れることができて、環境活動へのきっかけづくりと出会いの場にしていきたい」。高津市民館にこのほど開設された、CCかわさき交流コーナーを管理・運営する川崎市地球温暖化防止活動推進センターのセンター長を務める。代表を務めるNPO法人アクト川崎が、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき昨年12月、市から同センターに指定された。「民間ならではの柔軟な運営を進め、各区が取り組んでいる温暖化防止活動とも連携を図っていきたい」と抱負を語る。取り組みの参考となる情報の収集と発信、環境活動への支援も行っていく。
○…昭和31年に北海道北見市で生まれる。盆地なので雪は少ないが、寒さの厳しい同地で大学生まで過ごした。通信系の企業に就職が決まり、卒業と同時に川崎市へ。まず感じたのは「故郷に比べると自然が少ないこと」。緑の保全に関心を持ち、尾瀬の自然保護活動に参加した時期もあったが「環境活動をするならやはり地元で」と思い立った10年前、かわさき地球温暖化対策推進協議会のメンバーとなった。平成18年に同協議会の市民部会のメンバー10人で、市内の環境保全を推進するNPO法人アクト川崎を設立した。
○…交流コーナーでは相談員、事務局員ら10人が交代で家庭の省エネ対策と推進、また新たに環境団体を立ち上げたいという市民からの相談も受け付ける。「一緒に活動してきた頼れる仲間たちなので安心していますね」。スタートしたばかりのため、今後の活動を含めた企画の打ち合わせなどで奔走する毎日だ。
○…地元の写真サークルに所属。関東甲信越の自然や生き物を撮影して、各区の市民館のギャラリーで写真展を開いたこともある。多忙だが「毎日が新鮮で充実しています。環境活動の輪が広がっていくことを考えると本当に楽しいですよ」と笑顔で話す。夫人と長男、長女との4人家族。
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4月19日