市の事業きっかけにサークル誕生 「プラ・パソコン会」
プラザ橘(久末)で平成21年度から実施されているシニアの社会参加支援事業のひとつ「街の先生」。地域から団塊の世代の市民を講師として招き、これまで培ってきた経験や知識、能力を活かして講座形式で地域住民と学び合うことが目的だ。今年度は写真、ハンドベル、パソコン、ちりめん細工、犬の飼い方など様々な入門講座が開かれ多くの地域住民が参加したが、その中から講座をきっかけにパソコンサークル「プラ・パソコン会(永田和子代表)」が誕生した。
同会は、蟹ヶ谷在住でコンピューターメーカーに勤務していた高橋修さん(63歳)が講師を務め、昨年9月に開かれた全4回のパソコン入門講座に参加した10人の生徒たちが立ち上げた。最終日に「高橋さんの指導が分かりやすかったので、今後もここで定期的に教わりたい」という声があがり、話を聞いた高橋さんも快諾したことから、永田さんが中心となりサークルを作る運びになったという。
毎月第2・4土曜日を活動日とし、昨年12月からスタートした。現在12人の会員は橘地区在住者がほとんどで30代から60代と幅広い。永田さんが会費を集めて同館の一室を借り、高橋さんには交通費程度の謝礼を支払っている。会員の青木里栄子さん(久末在住)は「細かいことでも親切に教えてくれます。今日はパソコンから音楽をプレーヤーに取り込む方法を覚えました」。高橋さんも「皆さんに喜んで頂きお役に立てるのなら、会が続く限り講師を務めたい」と話す。「講座形式ではなく、個々にやりたいことを持ち寄って、分からないところを高橋さんに教えてもらっています。いずれは親睦会などもできれば」と永田さん。
同会への問い合わせはプラザ橘(【電話】044・788・1531)へ。
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4月19日