市バス 運行ミスに徹底対策
経路誤りなど、市バスの運行ミスが今年4月から9月1日までに22件発生している。前年同時期の27件と比べると減っているが、川崎市交通局ではミスを発生させた乗務員への懲戒処分(停職・戒告)を行うと共に、新たな対策をとるなど再発防止に取り組んでいる。
市交通局によると、22件のうち「経路誤り」が19件、「行き先表示設定誤り」が2件、「停留所の表示誤り」が1件だった。昨年度は一年間で計72件の運行ミスが発生しており、特に1月、7月、8月、12月に目立ったという。経路誤りについては市内の特定交差点(23ヵ所)での発生が多いことから、車両に行き先表示を確認するためのミラー設置や各バス停に確認表示をつけるなどの対策をとっているという。さらに運行ミスをなくすために、全乗務員が出発前に3つの基本動作(運行表、車内からの行き先方向表示、車内業務放送)
の再確認を徹底しているほか、先月から週3回ペースで本局から運行指導員を招き、乗務員との話し合いや意見交換を実施している。 交通局の担当者は「(乗務員の)自分は大丈夫という過信もあったと思う。当該乗務員には厳しく指導教育を行い、再発防止策の徹底を図ってまいります」と話している。
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4月19日