公園活用や町会加入に重点 第3期区民会議
区民が区と協働で地域課題の解決に取り組む区民会議の第3期(佐藤忠委員長)全体会議が今月16日、高津区役所で開かれた。審議課題である「新しいコミュニティづくり〜地域でつながる〜」として、公園や学校施設の活用、町会組織加入の働きかけへの取り組みについて議論を交わした。
今年度2回目となるこの日の会議には、委員17人のほか市議会議員、行政関係者、傍聴者ら約30人が臨席。佐藤委員長、船橋兵悟高津区長のあいさつに続き、前回の全体会議(4月)後に実施された企画運営会議と行政との審議状況を冨田誠副委員長が報告した。
公園の活用について6月に12人の委員が区内7箇所の公園で視察を行った結果、ゴミや動物の糞の問題がある公園が多いこと、子どもや高齢者向けの行事を企画している町会があることが分かったという。委員からは▼共通課題には連携して解決策を練る▼利用者同士、横のつながりが生まれるような交流の場をつくる--といった意見が出された。区でも「公園を活用したコミュニティ活性化事業」の実施を進めており、今年度中にモデルとなる公園を2地区選定。区民会議委員も加えた世話人会を組織し、地区ごとに区民と今後の活用法を語り合う公園ミーティングを検討しているという。
学校施設の活用についてはモデル校を決め、年に一度地域住民がスポーツを通じて交流ができる「地域の日」を設ける案が出ているが、今回は方向性の確認までにとどまった。また、主に大規模マンションを対象とした町会組織加入への働きかけについては「防災訓練への参加呼びかけなどできっかけをつくる」などの意見があり、引き続き、3期で取り組めるものも含め、企画運営会議で審議を進めていくことになった。
次回の全体会議は11月中旬に予定されている。
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4月19日