高津署と東急バス 災害時協定を締結
高津警察署(鳴海達之署長)は先月24日、地震などの大規模災害発生により、署庁舎の使用が不能になった場合に、東急バス株式会社高津営業所を代替施設として使用できる協定を結び、調印式を同社営業所で行った。
調印式には鳴海署長をはじめ、同社の古川卓取締役運輸部長ら約10人が出席し協定の覚書に調印。災害時に警察機能を維持し、災害緊急活動を行う体制を早期に立て直す狙いがある。高津署は昭和46年に建築され、40年以上経過、「使用不能になった際の代替施設が必要と感じた」(鳴海署長)ことから、署から近く幹線道路に面しているなどの利便性を考慮し同社に依頼した。
同社では3月の東日本大震災で被害を受けた被災地の視察を行い、「緊急時の交通手段の必要性や地域の連携の大切さを実感した。地域のために出来ることはないかと考えていた」(古川取締役)と、今回の要請を快諾した。
同社営業所は、バス約100台分を駐車できる敷地面積があり、敷地内の社屋や社宅は耐震性に優れている。また、軽油のスタンド機能を有し、いざという時は緊急車両に給油することも出来る。
鳴海署長は「(要請を)快く引き受けていただき、大変感謝しています」と話し、近々高津署の耐震補強を行うことを公表した。
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4月19日