高津署管内 高齢者の事故増加 年末年始の注意呼びかける
高津警察署(鳴海達之署長)のまとめによると、今年の高津区内における交通事故発生件数(11月末現在)は、前年同時期に比べ減少しているものの、高齢者が関わる事故が増加していることが分かった。同署では事故が増える年末に向け注意を呼びかけている。
神奈川県警発表による今年1月1日から11月末までの交通事故関連の統計によれば、神奈川県下で発生した交通事故は前年比2708件減の3万5240件、死傷者数を含め年々減少傾向にある。
区内の総事故件数は686件、前年比62件減。死亡事件は2件で、件数・死傷者ともに減少している。件数は市内では、川崎区についで多く、区分別では自転車223件、オートバイ233件、高齢者(65歳以上)173件でいずれも市内ワースト2位、ここ数年は同様の状態が続いている。
今年の5月末時点では人身事故増加率県下ワーストを記録するなど、増加傾向を見せたが11月末時点では減少に転じており、「交通外郭団体と協力し、様々なキャンペーンを通して交通安全を呼びかけた結果」と同署ではみている。しかし、高齢者が関わる事故は前年より4件増加、横断歩道の無い道路を、徒歩で渡ろうとしてはねられる死亡事故も発生していることから、高齢者の慎重な道路走行が求められる。
交通量が増加する年末年始は、事故の危険も高まる。今月20日まで、年末の交通事故防止運動を実施している同署では「飲酒運転の根絶はもちろん、事故ゼロを目指し交通ルールとマナーの遵守を呼びかける」と話している。
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