高津区 スマホアプリ公開 今昔、写真で比べ街歩き
高津区役所は5月7日、一部のスマートフォン等で現在と昔を写真で見比べながら街歩きを楽しむことができるアプリケーションを公開した。区制40周年を機に古写真など地域の資料を収集、保存し、今後のまちづくりに活用する仕組みづくりを進める一環。スマホアプリを活用した区セールスは市内初という。
iPhoneとiPadで無料ダウンロードできるアプリ「たかつぶらり」は、携帯情報端末の地図機能と、区民らがワークショップを経て作成した「ふるさと写真マップ」を組み合わせた内容。まちを歩くとGPS機能により現在地がナビゲーションのように表示される。
地図上には昔の写真の撮影場所が示され、現在の風景と比較しながら、まち歩きを楽しむことができる。 現在、収められている写真は溝口・久本・坂戸の全20地点32枚。9地点では昔と今の写真を端末上で見比べ、街の変貌ぶりを視認することができる。写真だけでなく各地点の解説も示される。
古地図上歩く感覚
久本、坂戸地区においては、江戸時代の村地図上に今自分がいる位置が表示されるので、昔の街を歩いている感覚を味わうことができる。古地図の画面上で現在地を確認する目印としては、大山街道や神社、二ヶ領用水などがあるという。
同アプリはAppStoreで公開中。「たかつぶらり」で検索する。
区役所では今年度中に、同アプリを使用し、実際に区民らと街を歩くなどのイベントを行いたいとしている。また今後、掲載ポイントを増やすことも検討しているほか、Android版の作成予定もある。
区役所担当者は「このアプリを通じて高津の歴史にあまりなじみのない、若い世代の方が、自分の街に関心を持つきっかけとなれば」と話している。
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3月29日