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高津区版 公開:2012年7月20日 エリアトップへ

高津駅近く 助産師が「しゃべり場」開所 健康や育児の相談受付

公開:2012年7月20日

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 約40年前から親交のある2人の助産師が経験を地域に活かそうと、高津駅近くに女性のためのコミュニティーサロン「しゃべり場」を開いた。毎週木曜日、育児や家族の健康、妊娠など、来訪者からの相談を受けながら「一緒に悩みを解決したい」という。

 サロンを開所したのは溝口在住の鈴木寄里枝さん(66)と多摩区在住の田中桃代さん(64)。ここでは結婚や妊娠、出産、子育てなどについての不安、悩みを相談者と一緒に考え解決に導こうと活動する。

 女性を中心にした育児関連の話から思春期の性の問題、介護に関することまで、対象とする案件は幅広い。妊娠や育児は男性にも深く関わる問題のため、後々は女性とともに男性にも参加してもらえるようにしたいという。

 来訪者と一緒に気軽に話をする中、その来訪者が知りたいこと、人に伝えたいことなどを整理し、別の相談者に還元するといった、人と人とのつながりにも期待するなど、構想は膨らむばかりだ。「ここに来てくれたみんなと一緒に、この場所をつくり上げていきたい」。鈴木さんと田中さんは口を揃える。

「できることがある」

 2人の出会いは約40年前、若手助産師らが集まって自身のスキルアップのための勉強会を開くとともに、一般を対象に育児相談等を受け付ける取り組みに参加したことがきっかけだった。後、夫が経営する写真館の業務に従事した鈴木さん。児童虐待やDVの報道に心を痛め、写真館に訪れる客の育児の悩みに接するうち、「自分に何かできることがあるのではないか」との思いが心に芽生えた。

 「でも一人ではできない」。そんなときに思い浮かんだのが、写真館にもよく家族の写真などを撮りに来ていた田中さんの存在。田中さんも「60歳を過ぎたら社会に貢献する活動をしたい」と考えていたことから、鈴木さんの呼びかけに応じた。府中街道沿いの8坪のスペースは鈴木さんが提供し、今月、同サロンの開設に漕ぎ着けた。

 「楽しく幸せな人生を送れるよう、経験してきたことをお話ししたい。(核家族化が進む中)何でも相談できるババ代わりになれたら嬉しい」と責任者の鈴木さん。田中さんは「社会的な情報に振り回されず、心と体の健康を実現できるよう、まずは相談に来てほしい」と話している。

 「しゃべり場」は高津駅から徒歩3分の府中街道沿い、高津警察署となり。開所日は毎週木曜日の午前10時から午後3時。事前予約は不要、参加費500円。

 問い合わせは田中さん(【電話】080・4680・8740)まで。
 

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