連載【4】「町内会・自治会の震災対策」 千年町会 防災訓練は30回超
多摩丘陵の自然豊かな同地域には急傾斜地が多く、大地震や豪雨の際には崩壊が危惧される。
町会員でもある高津消防団橘分団員8人が消防署とも連携し、防災の一翼を担う。また町会を10ブロックに分け、それぞれに1人ずつ防災担当を置き、震災に備えている。
毎年11月に実施している自主防災訓練は30回を超える実績がある。昨年の訓練時には、会場に急傾斜地崩壊危険マップを拡大掲示し、参加者同士で危険箇所を確認し合った。
「(震災対策は)人のつながりが大事。うちの町会は新旧住民同士が融和し、まとまりがいい」と柏木さん。連帯意識の高揚、助け合い精神の醸成により地域力を高めようと、どんど焼きや盆踊り、運動会などの行事も大切にしている。
柏木さんは言う。「もし(公助が特に手薄な)夜間に災害が起きたら。地縁の関係、つまり地域力による相互扶助の精神が必要となる」
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4月19日