連載【8】「町内会・自治会の震災対策」 二子第一町会 子ども会が訓練に積極参加
「道幅が狭い住宅密集地があるため、火災の広がりの心配や緊急車両の進入に課題」と木村さんは地域の特性を挙げる。
ここ数年、高津地区の防災訓練への参加数が増えたのが町会の子ども達。「子ども会が積極的で」と目を細め、「バケツリレーなどの経験は、必ず役に立つ」と強調する。帰宅したら両親に訓練のことを話してほしいと願うのも、防災意識の広がりを期待するから。
エリアは府中街道の南北に位置。街道を挟んで3人ずつの役員に自身を加えた7人が防災の立案の中心。
二子地区は第一から第五までの町会が合同で定例会や祭りを開き、絆を深めている。連合してスポーツセンターに貯水槽を設置する要望を出した経緯もある。
今後は備蓄庫や、けが人の搬送にも利用できるリヤカーの配備もしたいという木村さん。「震災は必ず起こる。皆さんも2、3日分の食料等を蓄えてほしい」と呼びかける。
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3月29日