連載㉒「町内会・自治会の震災対策」 大谷第二団地自治会 訓練数増で意識向上へ
東日本大震災発生以後、同自治会内に「防災意識が高い人が増えた」と松崎哲雄会長。住民の間から、積極的に「訓練したい」との声が上がり、これまで年1回だった防災訓練を、今年からは初めて2月と9月の年2回実施する。松崎会長は「お年寄りだけでなく、多くの若い人にも参加してほしい」と呼びかける。
第1回目の2月17日は、近隣の公園での避難訓練、水消火器での消火訓練やバケツリレー体験のほか、防災ビデオの観賞会で住民の意識向上に努める。
災害に備え、団地の耐震工事は済んでおり、公園内の倉庫にはテント、水、簡易トイレを備蓄している。
松崎会長によると、全114世帯計219人のうち96人が65歳以上の高齢者。「年々、住民の高齢化が進んでいる」という。
避難場所の久末小学校が高台にあるため、災害時にお年寄りや体の不自由な住民を「いかに迅速に搬送するか」が今後の課題だ。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
4月19日