記録映画「うたごころ」 「被災地との懸け橋に」 上映会に400人超
東日本大震災発生から約2年になる3月10日、被災地・宮城県南三陸町に生きる女子高生の姿を描いた映画「うたごころ」2012年版(榛葉健監督)の上映会が、洗足学園中学高等学校で開催された。主催はチーム「うたごころ」神奈川支部。当日は400人を超える来場者が集まり、主人公の高校生が合唱部の仲間たちや家族とともに、ひたむきに生きるドキュメンタリーに見入った。
この日は榛葉監督、音楽を担当したウォン・ウィンツァンさん、主人公の女性も来場。榛葉監督は「生きることがつらいと感じている方々に、映画を通じて生きる力をつかみ取っていただくことが一番大切。被災地と被災地以外の方を結ぶ懸け橋になりたい」と語った。
青森県八戸市出身で、同支部の代表を務める小島佳子さん(46、宮前区在住)は、震災後に帰郷し、再び川崎に戻ったとき「風化という現実にぶちあたった」という。同校の協力を得て、震災を忘れないでほしいと今回の上映会を実現。収益金の一部は、被災者支援活動などに充てる。
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4月19日