完成したパンフレットを手にする吉田さん（左）
第４期・高津区区民会議（佐藤忠委員長）による啓発パンフレット「我が家の防災力チェック」がこのほど完成した。初の試みとして障害者作業所とタイアップし、高津区内全戸を対象にポスティング配布している。
区民の参加と協働で課題解決に取り組む区民会議。高津区の第４期区民会議では、第１節のテーマに「地域防災」を掲げ、防災備蓄倉庫の現地調査、区内の防災マップの改訂、そしてこのほど完成した防災啓発パンフレットの作製に取り組んでいる。
同会議の地域防災検討チームは14人。そのうち区民会議副委員長の吉田豊さんをリーダーに、プロジェクトチーム４人が中心となり今回のパンフレット作製に取り組んだ。
吉田さんはパンフレットづくりの理由について「防災には自助努力が必要といわれている。その知識はあるが、我が家の備えができていないことに気づいた。もしかしたら、他の家庭も同じなのではないか」と話し、「このパンフレットを防災の備えを始めるきっかけにしてほしい」と呼びかけている。
パンフレットはＡ４判カラーで４ページ。自宅の耐震対策や家具の転倒防止対策、家庭の備蓄品チェック、家族の連絡方法など各家庭の状況を確認できる項目が盛り込まれている。
発行部数は11万部。障害者の社会参画のために市内６カ所の障害者作業所などに業務委託し、区内全戸（約10万５千世帯）にポスティングで配布している。配布は今月中をめどに完了する予定。また、区役所や出張所など公共施設でも手に入れることができる。問合せは高津区役所企画課【電話】０４４・８６１・３１３２。
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