「訓練は遊びじゃない。『訓練のための訓練』をしているのではありません」。防災意識のさらなる向上を願い、近隣で実施する自主防災訓練の参加者たちに、そう呼び掛けている。
子母口北町会の訓練には、毎年高齢者を中心に約80人が集まる。消防署と連携し、参加者たちは、震災で散乱したがれきをジャッキで上げて行う救助方法や、てんぷら油の入った鍋を湿った毛布で覆う消火訓練などを体験。「毎年続けることで、徐々に組織で動けるようになってきた」と遠藤会長は語る。
今後の防災対策のため、注目しているのは「若い力」。体力のある中学生らに救助訓練などに参加してもらい、街の防災力強化と地域交流につなげたいと、近隣の中学校に協力を呼び掛けている。
「皆にとってさらに住み良く、安心できる街にしたい。そのためにも中学生の力を借りよう。防災のため、若い力は絶対に魅力です」
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