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高津区版 公開:2014年5月23日 エリアトップへ

高津区全町内会連合会の会長に就任した 瀧村 治雄さん 久地在住 76歳

公開:2014年5月23日

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実直に人と街に向き合う

 ○…「安全と安心、そして美しい街に」。この3点を高津街づくりの目標に掲げて活動してきた。人口が増え続ける高津区は、新住民の町会、自治会への加入促進が課題となる。「どんな小さなことでもいい。地域に関心を持ってもらいたい」。花壇に目を向ける、ゴミ捨て場を片付ける、その小さな関心の積み重ねが街づくりにつながる。「まずは向こう三軒両隣の助け合いから。町内会や自治会は、その活動の受け皿としての役割を担っていく」と語る。

 ○…結成当初から隊長を務める高津防犯パトロール隊は、現在隊員数4500人。「みんなが力を合わせ、一つの目的を目指してやり遂げる力がある」。高津区民の人柄をそう分析する。パトロール前に隊員に伝えることは、「掲示物の破れにも注意しよう」。些細なことに目を配り、地域の治安維持に努める。参加する多摩川清掃や、溝口駅周辺の煙草ポイ捨て取り締まり運動も同様。管理が行き届いていれば、犯罪も起こりにくいというのが持論だ。「美化もパトロールも全てが連動している」

 ○…大学卒業後は製薬会社に就職。営業一筋、猛烈に働いた。「人と話すのが苦手だったんだ」という意外な一面も、日々人と接し、何を求めているのか向き合うことで乗り越えた。会社と顧客の板挟みに苦労したことも。だが、「できないことは軽々しく言うべきじゃない」との実直な姿勢は、顧客との信頼関係を確実に築いた。「営業は人対人。会社の看板を背負い、人間性が問われることは良い経験だった」と振り返る。

 ○…妻と暮らす家の近くには、3人の娘家族が住む。楽しみは中学3年、高校1年の孫たちの成長。「最近は部活で忙しいみたいだからこっちから会いに行く」と祖父の顔で笑う。町内会の子ども達に、地域へ参加するきっかけを作りたい。畑で育てるじゃが芋は、来月行う芋掘り体験用だ。「ここで暮らしていたという思い出を作ってほしい。人とのつながりが街をつくるから」

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