「日本の仕組みは地方から変える」No.20企画・製作/小川あきのぶ事務所 高齢者の健康づくりをサポート 川崎市議会議員(新しい川崎の会団長) 小川あきのぶ
わが国では社会保障費が予算の約3分の1を占め、国庫負担は毎年1兆円規模で増加しています。その中心は医療・介護と年金ですが、川崎市においても医療費と介護費の増加が財政に大きな影響を与えています。
Q.子育て支援や教育とならんで高齢者の健康づくりも重要な政策ですね。
A.そうですね。医療費や介護費が増大しているからといって、切り捨てることはできません。高齢者の方々が安心して暮らせるよう、どうやって社会保障制度を維持していくのか真剣に議論すべきです。
Q.どうすれば医療費や介護費が抑制できますか。
A.制度維持には支出を抑える必要がありますが、1人あたりの医療費や介護費を抑制しようとすると、医療や介護を必要としている人には、厳しい選択肢をつきつけることになってしまいます。そこで、いかに医療や介護を必要としない人を増やすかが重要です。
Q.つまり健康づくり?
A.そうです。健康な人の割合が増えれば増えるほど、医療費や介護費を抑制することができます。例えば、企業の健康保険組合では「健康づくり」をかなり重視していて、私が企業に勤めていた時にも、健康保険組合から歩数計を持たされている部長を見かけました。
Q.川崎の健康づくりは?
A.企業の健康保険組合に比べれば、まだまだ個人の状態に合わせたきめ細やかな「健康づくり」とは言えないでしょう。そこで、レセプトデータを活用し、健康リスクの高い国保の加入者一人一人に区の保健師が健康指導をするなど、オーダーメイドでサポートするよう議会で求めてきました。
Q.一人でも健康な高齢者が増えてほしいですね。
A.元気なお年寄りは社会の宝です。一人でも多くのお年寄りが元気で楽しく毎日を過ごせるよう、議論を重ねていきたいと思います。
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4月19日