市「来年度の着工目指す」
2014年度末に着工予定だった津田山駅の橋上駅舎化工事が延期となっている。川崎市によると「予想以上の軟弱地盤が原因で予定していた工事方法の変更を余儀なくされた」という。大幅な予算の増額が見込まれ、設計の見直しにより予算圧縮を図っている。市は「16年度の予算化を目指す」としている。
当初、市が予定していた総工費は16億円。しかし、津田山駅の軟弱な地盤により、当初予定していた工法の変更が必要となった。これにより総工費は当初予定より大幅に増額。24億円が見込まれ、15年度予算の計上を見送ることとなった。
現在、市は詳細設計の見直しにより事業費縮小を図っている。市まちづくり局は「16年度の予算化と着工を目指したい」と話す。16年度着工されれば、完成予定は18年度となる。
市長が視察
福田市長は4月15日、市担当者、JR東日本職員らと津田山駅を視察。軟弱地盤によるホームの歪みや工事変更箇所の説明を受けた。
現場を見た福田市長は「駅のバリアフリー化と、橋上駅舎化による子どもの通学時の安全性確保の重要性を再確認した」と話した。
同駅橋上駅舎化は、09年度に市が策定した「南武線駅アクセス向上方策案」に基づく整備事業。鉄道による地域分断の改善を目指す市と駅のバリアフリー化に取り組むJR東日本の共同事業として進められている。
整備により、同駅はエレベーター設置と下作延小学校側からの鉄道利用者が踏切を横断せず駅の利用が可能となる。14年度末着工、17年度完成を予定していた。
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