庭に植えたソテツがまさかの開花――。宇奈根の河原俊雄さん(77)と南波賢二さん(81)は驚きを隠せずにいる。
元々は南波さんが20年ほど前に弟からもらったものだった。自宅のベランダで育てていたがあまりに大きくなりすぎたため、近所の河原さんの庭に移植。直径30cm、高さ1・5mほどにまで成長した。「日当たりが良いからここまで育ったのかもしれない」と河原さんは話す。
昨秋には白い円柱形の花が咲き、現在はそれがほぐれて赤い実が出てきている。移植して以来、初めての出来事だという。「どんどん大きくなっていった。まさか花まで咲くなんて」と南波さん。
ソテツは本来、九州や南西諸島に生息している。専門家によると、開花の状況から雌花と考えられるが、この寒い時季に咲くのは珍しいという。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|