次代のアーティストに焦点を当てる「岡本太郎現代芸術賞」(TARO賞)が今月決まり、入選作品の展示会が4月10日(日)まで、多摩区の川崎市岡本太郎美術館で開催されている。
19回目の今回は応募作品485点のうち、24歳から72歳の23組が入選。川崎市内からは國本翼さん(中原区)、森本孝さん(多摩区)が選出。最高賞の岡本太郎賞には、都内在住の三宅感さんが選ばれた。
三宅さんは「青空があるでしょう」と題した、紙粘土を使った壁画を制作。障害者施設で働く傍ら、約3年がかりで完成させた。第一子の誕生や身内の不幸に直面する中、人生をテーマにしてアイデアを練り「夢、母体、子供心、自我、生活、仕事、誕生と死」という7つのキーワードをつなげた。「身近で気恥ずかしい現代の根本的なテーマに向き合った」という三宅さん。「(見る人にも)そのようなことを考えるきっかけになれば」と思いを語った。
開館は午前9時30分〜午後5時。月曜、祝日の翌日は休館。会期中、週末にパフォーマンスを不定期で企画(詳細は同館ウェブサイトに掲載)。問い合わせは【電話】044・900・9898。
高津区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>