大山街道フェスタのイベント「カレーグランプリ」を仕掛けた 高井 英彦さん 二子在住 48歳
賑わい呼ぶ仕掛け人
○…3度目の「カレーフェスタ」は来場者が投票するグランプリ形式にした。自身の経営する店を含め、9店舗が参加。売り上げは昨年から倍増した。「鍋を手に店まで買いに来てくれた人もいて。店を応援してくれた人たちと接して励みになった」という。会場やチラシの手配、当日の販売の手伝いなど「協力してくれた関係者の方たちのおかげで実現できた。改めて地域の人に感謝したい」。
○…二子新地で飲食店を2店経営する。個人店が密集し、常連客同士も知り合いという地域性。「二子新地全体で人を呼ぶエリアにしたい」と常に仕掛けを考える。昨夏は、地元情報発信サイトと協力し、飲食店14店舗が地元野菜を使った期間限定メニューを提供する企画を仕掛けた。「1店舗だけではダメ。お客さんが様々なジャンルから『選べる』ことが大きな魅力。飲食店がつながれば街の活気を作れる」、そう自負する。
○…生まれは諏訪。実家は青果店を営んでいた。隣で母親がフルーツパーラーを経営。「小遣い欲しさに」よく手伝っていたという。「色んな人が集まって時間を過ごしていくのが面白いなって思っていた」。この空間を自ら作ってみようと、19歳の時にカフェレストランを開店。だが1年で挫折した。「思い描くものを具現化できないことに悩み、お客さんの顔が見えてなかった」と苦笑い。他店舗で修行を積み、10店舗以上の店の開店に携わってきた。「店は足し算。やりながら店を作っていき、その過程を見てくれるお客さんが財産になる」。挫折から学んだ。
○…妻と小学6年の娘の3人家族。PTAに携わり、二子第2町会子ども会の会長を務めるなど父としても地域に関わる。「この辺の6年生は大体名前が言える」と誇らしげ。関わる人が増えると地域を盛り上げたい気持ちはますます高まる。「この地域は、発信したものを受け止めてくれる温かさがある。新たな人を呼ぶ仕掛けに挑戦したい」
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4月26日