「第38回全国JOCジュニアオリンピックカップ春季水泳競技大会」が、3月27日から30日に東京辰巳国際水泳場で開催され、区内のNECグリーンスイミングクラブ(NECGSC)溝の口が男子400mメドレーリレー(13〜14歳)で優勝、カワサキスイミングクラブが水球で準優勝した。
NECグリーンスイミングクラブ溝の口
13〜14歳区分の男子400mメドレーリレーで、悲願の金メダルを手にしたのは、NECGSC所属の中学生4人。普段から高校生たちに混じって週7回の練習に取り組んでいる。
予選は3位だったが、田中圭輔コーチの「落ち着いていけ!」という声に選手たちも気合が入った。決勝では全員が予選を上回るタイムを記録し、3分55秒08でフィニッシュした。
出場したメンバーは「大舞台で自分の思うレースができた」(菅原海心君・平中2年)、「決勝は集中してタイムを2秒縮められた」(山尾隼人君・西中原中3年)、「自己ベストを2秒も更新できて嬉しい」(中野功大君・西中原中2年)、「緊張したが自分の泳ぎができた」(椎橋遊理君・戸越台中2年)と喜びを口にした。田中コーチも「全員が力を出し切ってくれた。よく頑張った」とたたえた。
選手たちの次の目標は8月の全国中学校大会。「出場するだけでなく、活躍できるように練習していきたい」(椎橋君)と、気を緩めることはない。
さらに山尾君は4月上旬に開催された「日本選手権水泳競技会」にも出場。「プレッシャーもあったが、日本トップレベルの選手と泳げて良い経験ができた」と振り返る。夏に向け、「日本中学生新記録を出す」と意気込んでいる。
カワサキS・C
水球競技(12歳以下)で準優勝を果たしたカワサキスイミングクラブ。昨年夏のJOCを制し、夏・春連覇を目標に掲げていた同チームのキャプテン吉田隼都君は「悔しい」と振り返る。
決勝戦の相手は夏と同様、ライバル「群馬ジュニア」。前半はリードしていたが、最終第4クオーターで逆転負けを喫した。悔しさのあまり、涙を流す選手もいたという。
「中学では体格の大きい相手も増えるけど負けないように頑張る。まずはスタメンを取ることが目標」と吉田君。中野司コーチは「天国と地獄を味わったと思う。悔しさをバネに、中学での成長を期待したい」と語った。
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