工事費の増加を理由に延期されていたJR南武線・津田山駅の橋上駅舎化などの工事が今年度中に着工することが明らかになった。27日に開会する川崎市議会に工事契約締結の議案が上程される。
津田山駅の橋上駅舎化は、2009年度に市が策定した「南武線駅アクセス向上方策案」に基づき、整備が進められてきた。
当初は2014年度末に着工予定だったが、詳細設計の段階で「予想以上の軟弱地盤」であることが判明。市が予定していた工事負担額が16億円から8億円増の24億円となり、工事の延期を余儀なくされていた。
市のまちづくり局交通政策室によると、工事方法の見直しなどを図り、市の工事負担額は約20億円になったという。今年度中に着工し、橋上駅舎と自由通路は18年度中の暫定的な供用開始をめざす。工事の完了は19年度を予定。
この整備により、ホームへのアクセスが向上し、小学校の登下校時の踏切待ちなどの課題が解決される。
また、新駅舎のデザインは駅利用者などの投票結果を反映した案を採用。これに住民から要望があった「ガラス張りでプライバシーが確保できない」などの意見を反映したデザインになっている。
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