第6期高津区区民会議の委員長を務める 遠藤 勝太郎さん 子母口在住 71歳
好きだから一生懸命
○…区が抱える課題について市民と行政が協働で調査、研究し、解決に導くために活動する高津区区民会議。6期、11年目を迎えた
同会議の委員長に就任した。「私には能力はありません」ときっぱり。しかし「大きな仕事で大変光栄に思う。気を引き締めて臨みたい。委員の皆さんの意見を上手に集めて、区民目線で課題解決への提言をしていきたい」と語る姿からは人一倍熱い情熱が伝わってくる。にこにことした柔らかい笑顔が印象的だ。
○…生まれも育ちも子母口。小学4年生から野球に夢中に。エースで4番。大人に交じって白球を追いかけた。友人からは当時流行していた剣道の漫画『赤胴鈴之助』の替え歌を歌われるほど抜きんでた選手だったという。「野球を続けたい」という想いが強く、東京の強豪高校に進学し、甲子園出場もめざした。高校卒業後は自動車関連の会社に就職。そこで労働組合の委員長などを務めた。「あのころの経験を区民会議にも生かしたい」と語る。
○…地元の活性化にも一生懸命だ。町会長を務める子母口北町会では、地域の子どもたちのことを考え「お祭り」のために奔走している。橘樹神社の例大祭は日程が決まっており曜日に関係なく例年10月8日の開催。それを子どもたちが参加しやすいようにと日曜日への変更を神社関係者に働きかけ、今年から実現させた。ゆくゆくは近隣町会とも協力して大きな祭りにしていきたいという夢を描く。「子どもたちに私たちが住む地域を『ふるさと』と感じてもらいたいからね」。
○…スポーツが好き。5年ほど前から山登りを始めた。百名山の制覇を目標に毎月1回は山に登っている。この夏はオリンピックに夢中に。メダルを獲得した選手の言葉が心に残った。「つらい練習も好きだから続けられる」。好きだから一生懸命になれる。それは山登りも地域活動も同じ。好きな高津区のために一生懸命に走り続ける。
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3月29日