志高く真摯に市政へ 市政リポート【14】 市内の備蓄倉庫の状況について 川崎市議会議員 さいとう伸志
本年は4月に熊本で大きな地震が発生し、また非常に多くの台風も日本列島に上陸しました。災害への備えをしっかりと考えなければなりません。そこで私は9月23日に開かれた決算審査特別委員会の総務分科会で「市内の備蓄状況」について質問いたしました。
整備の状況
川崎市内の全避難所に対して、備蓄倉庫の整備は何カ所完了しているのでしょう。175カ所の避難所のうち、172カ所の整備が完了しているとのことです。残りの3カ所は、学校の増改築に伴う複合整備により、平成30年度末までに整備が完了する予定とのこと。備蓄倉庫の整備にかかる費用は、1か所あたりの工事請負費の平均額は1209万円とのことです。
点検・補修
3月の議会において我が会派の議員の質問で幸区の中学校の備蓄倉庫が雨漏りし、備蓄品の入った段ボールが浸水している点などについて指摘しました。私はそれを踏まえ、倉庫の改修状況や、物資の点検などの状況について質問しました。市によると、指摘のあった備蓄倉庫は8月に補修を完了したとのこと。他の倉庫の点検については、区役所の危機管理担当と連携して物資の数量や状態の確認を定期的にしていくとの回答を得ました。倉庫の破損などについては、避難所設置訓練などの機会に定期的に確認し、設置されている学校からも破損があった場合は随時報告してもらい、必要な処置を行っていくとのことです。災害はいつ発生するか分かりません。市当局に対して万全の体制を整えるよう、強く要望いたしました。
私も実際に備蓄倉庫の現場を見て参りましたが、まだまだ課題があると感じました。また、市長は10月6日に高津高校で開催された区民車座集会で「備蓄は、148万人の人口に対して13万人分しかない」と話しています。公助には限りがあるのです。自分の地区の避難所を把握しておく、必要な物は自分で用意するなど、災害に備えておくことが大切です。
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4月19日