神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2016年10月28日 エリアトップへ

地域包括ケアシステム 情報共有で互助の輪拡大 各地区社協が事例発表

社会

公開:2016年10月28日

  • LINE
  • hatena
スクリーンなどを通して取り組みを発表した
スクリーンなどを通して取り組みを発表した

 互いに助け合い、健康で楽しく生きるためには何をすれば良いか――。高津区社会福祉協議会(斉藤二郎会長)は10月19日、高津区役所で、区社協、地区社協、区地域みまもり支援センターによる「地域包括ケアシステム」への取り組みを発表する活動報告会を開いた。開催は市内初。各団体がそれぞれの取り組みを共有し、今後に活かしていく考えだ。

 川崎市が進める「地域包括ケアシステム」とは、子どもから高齢者まで全ての世代が支え合う仕組みのこと。市は今年度から各区に「地域みまもり支援センター」を設置し、誰もが住み慣れた地域で生活できるように支援を強化している。

 高津区社協では毎年、会員を対象にした講演会や研修会を行っていたが、区内各地区の地域包括ケアシステムの実践例を共有しようと、今年度は各地区社協とみまもり支援センターも参加し、初めて報告会形式で実施した。「実践事例を発表し、互いに高め合って地域を活性化させることが目的」と、区社協の都所正紀事務局長は話す。「当初はシステムを理解することから始まったものが、実践し、発表するに至った。まさに地域の力が動き出したと言える」。

 当日は100人以上の社協関係者らが参加。高津第一地区社協、第二地区社協、第三地区社協、橘地区社協、区社協、地域みまもり支援センター地域支援担当がそれぞれ活動事例を報告。会食会やミニデイサービス、落語カフェなどを通して、地域の居場所作りや交流事業を進めている例を発表した。

 今後は「団塊の世代」が75歳以上になる2025年を目安に、各団体が地域に助け合いの輪を広げていくことが求められる。都所事務局長は「色々な人材が地域の中で関わり合っている。自分たち以外の団体を参考に、これからの活動の幅を広げる参考にしてもらいたい」と話した。毎年発表の場を設けていきたいという。

 また、区社協の斉藤二郎会長は「それぞれの地区社協の特徴が活きており、参考にできることも多い。自分たちの地域は自分たちで作ることに向き合ってほしい」と話していた。

高津区版のトップニュース最新6

市制100年で1万発に

多摩川花火大会

市制100年で1万発に

今年の開催概要決まる

4月19日

「おいしさの技術」に迫る

県立川崎図書館

「おいしさの技術」に迫る

「食」テーマの企画展、話題に

4月19日

「川崎の町名」改訂版発行

日本地名研究所

「川崎の町名」改訂版発行

新たな「由来」などを反映

4月12日

「しあわせ職場賞」に喜び

久地「日本理化学工業」

「しあわせ職場賞」に喜び

障害者の働き甲斐、支援

4月12日

「都市緑化」を後押し

溝の口駅周辺エリア

「都市緑化」を後押し

地元造園家らがイベント

4月5日

上昇幅拡大、より鮮明に

高津区公示地価

上昇幅拡大、より鮮明に

都内との価格差背景に

4月5日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook