全国で実施されている「年末交通事故防止運動」の初日となる12月11日、溝口駅キラリデッキで関係団体や高津警察署員が交通ルール順守とマナー向上を呼びかけた。同署によると区内の事故発生件数は昨年より減る見込みだが、死亡事故件数が増えている。「年末は事故が多発するので特に注意が必要」と呼びかけている。
高津警察署によると、今年1月1日から12月12日までの人身事故発生件数は465件(前年同日比19件減)、死亡事故件数は3件(同1件増)。内訳は高齢者(65歳以上)134件(同6件増)、自転車109件(同21件減)、二輪車149件(同11件減)、子ども33件(同17件減)となっている。
事故件数は、5年前と比較すると減少しているが、内訳に変化が見られる。自転車事故の割合は、31・9%から今年は23・4%と減少する一方、高齢者事故の割合は25%から今年は28・8%になる。
また、今年発生した死亡事故3件全てに高齢者が関連し、うち2件は75歳以上の運転者が起こしたものだ。同署は「全国同様に、区内でも高齢者事故の割合が増えている」と話す。
同署によると、運転免許証の返納数は14年300件、15年399件、今年は525件(11月末時点)と年々増加している。特に、横浜市の高齢者ドライバーによる死亡事故が起きた10月末以降、返納者の数が増えているという。
「『駐車する時によく擦るようになった』『立て続けに違反をしている』など運転機能の衰えに自分自身や家族が気づいて、今後の運転について考えてほしい」と同署は呼びかける。
同署は区役所などと連携をしながら、高齢者事故注意啓発を行っていくという。
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