高津警察署は、振り込め詐欺を未然に防いだ山田有美さん(セレサ川崎農業協同組合子母口支店)、篠崎愛さん(ゆうちょ銀行高津店)、長瀬貴如さん(川崎久末郵便局)の3人に3月10日、感謝状を贈呈した。
いずれも200万以上の預金を引き出そうとした高齢者に声をかけ、引き出し理由を確認。警察に通報して詐欺が発覚した。
久末郵便局の長瀬さんは、「高齢者が多いエリアのため、高額の預金を引き出す方には徹底して注意すると店内で共有している。お客様に最初に接する窓口として、プライドを持ち安全を守っていきたい」と話した。
高津警察署によると、2017年振り込め詐欺を阻止した件数は14件。そのうちの5件は金融機関が防いでいる。高津警察署は「金融機関の方たちのご協力に感謝したい。一方で、金融機関を通さず、ATMに誘導する『還付金詐欺』が増えてきている。引き続き、注意を呼びかけたい」と話す。高津警察署管内の振り込め詐欺件数は7件、被害総額は1400万円(3月10日現在)。
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