区内出身の童謡作家で14年に亡くなった小黒恵子さんの命日となる4月1日、小黒恵子童謡記念館(諏訪)が3年ぶりに開館した。当日は記念式典やコンサートが行われ、関係者や地域住民に記念館のお披露目が行われた。
市が小黒恵子さんから遺贈を受け、耐震改修工事などで3年ぶりに開館した同館。開館式典には、福田紀彦市長を始め、一般社団法人日本童謡協会の湯山昭会長や高津区文化協会の鈴木穆会長など関係者53人が出席した。福田市長は「小黒先生の自然を愛し、平和を尊び、生物に対する無限の愛を未来に発信し、愛される施設になってもらいたい」とあいさつ。湯山会長は「小黒さんは童謡協会の発展に大きく貢献された方。この記念館が文化の発信、音楽の発信になることを願います」と期待を込めた。
川崎市を拠点に活動する声楽家たちがミニコンサートが開催。川崎市歌や小黒恵子さんの代表作「ドラキュラのうた」「シンデレラのスープ」など5曲のメドレーを披露した。小黒さんが所蔵する大型アンティークのオルゴールに福田市長がコインを投入。館内にオルゴールが響き渡り、式典を締めくくった。
当日午後と2日は、地域住民向けに記念コンサートも開催された。地元で音楽活動する団体らが出演し、リニューアルを祝った。
同館の開館日は、土曜、日曜、月曜、祝日。10時から17時。入館料大人200円、小学生以上18歳以下100円。貸しホールあり。
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