「高津区市民提案型協働事業」の2017年度度実施事業が3月28日に発表された。今回は「帝京大学医学部附属溝口病院」と「高津シルバーガイドの会」による2事業が選ばれた。
「高津区市民提案型協働事業」は、市民が提案した事業を高津区と協働で実施することで、多様化する地域の課題解決やニーズへの対応を目指すもの。現在宮前区を除く市内各区で実施され、高津区では2007年度からこれまで19事業が行われてきた。
今年度の事業募集は昨年9月から行われ、3団体が応募。外部審査委員会による選考を経て2団体を選定、区が最終決定した。
帝京大学医学部附属溝口病院による事業は「キッズドクタースクール-親子で参加する体験型講座」。地域の子どもたちに医療現場での仕事を実際に体験してもらい、医療に関する興味や理解を深めてもらおうというもの。また、検診に関する親子向けミニ講座を実施し、検診の重要性の認識向上などをめざす。
もう一つの事業は、高津シルバーガイドの会による「わが街たかつ-溝口駅周辺アーカイブ事業」。市街地再開発事業等を経て大きく町並みが変わった溝口駅周辺の歴史や風景を、多様な主体と連携して後世に伝えていくことを目的とする。
同会代表の佐藤忠さんは「今年は南武線90周年、溝口駅北口再開発20周年など節目の年。新住民も増え、再開発前の風景を知らない人も多い中で、写真展や講座を通じて歴史を伝えていきたい」と話す。
事業は4月からの1年間で区の事業費は合計で約64万円。区では「『キッズドクタースクール』では内視鏡体験など貴重な体験を、『わが街たかつ』では写真展などを通じて区民の皆さんが地域に関心を持ち、さらに、理解や愛着を醸成するきっかけになれば」と期待を寄せている。
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