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高津区版 公開:2017年4月21日 エリアトップへ

4月1日付けで高津消防署の署長に就任した 富樫 剛さん 麻生区在住 55歳

公開:2017年4月21日

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「命守る」職務を全うする

 ○…28代目となる高津消防署の署長に就任した。就任後、署員の前で「『消防のプロであろう』。この道を志した時を思い出し、消防や救助、それぞれの部門で精一杯力を発揮しよう」と挨拶した。これまで総合庁舎や出張所など、施設の基本計画などに携わってきた。地域の消防署長は初。「いいものは残しながら、従前にとらわれない、新たな消防署を一緒に作ろう」と、署員約150人と柔軟な組織作りに邁進する。

 ○…生まれも育ちも川崎区で大学では建築学を学んだ。消防士を志すきっかけとなったのは、大学2年の冬。スキーで訪れた宿泊ホテルの「古く増改築を繰り返したような造りが気になっていた」という。翌年、そのホテルが多数の死者を出す大火災に見舞われた。「建物の構造や避難ルートによっては被害を抑えられたのでは」。これまで学んできた建築の知識を「人の命を守る方に活かそう」と、消防士の道を選んだ。

 ○…高津署の勤務は25年ぶり。「バスロータリーも商業施設もなかったけれど、ものすごい早さで街が開発されていったのを覚えている」と当時の風景を思い出す。着任した平成元年は「忘れられない年」だった。第三京浜の車両事故や溝口の繁華街の火災、蟹ヶ谷の土砂災害もこの年に発生した。「災害は一つ一つ違う。常に推移を見極めながら、常にベストな状態で臨まなければいけない」。この時の教訓は、署員の安全を守る指揮官として強く胸に刻んでいる。

 ○…現在は、妻と両親と4人で暮らす。二人の子どもは独立。「結婚後、すぐ子どもができたから今が二人の時間かな」と笑う。休日は妻の実家である箱根の温泉でのんびり過ごすことが息抜きだ。春、退職した先輩の言葉が胸に残っている。「『この仕事に就かせてもらえたこと、関わった人に感謝したい』。自分も職を離れる時はそう思えるように」。地域と署員を守る職務を全うしていく。

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