久地小学校5年生児童は4月28日に川崎河川漁業協同組合高津地区や保護者の協力のもと、多摩川でアユを放流した。
河川敷に来た児童たちは、同地区長の竹仲密昭さんらの話を聞いた後、アユの稚魚を1匹ずつ受け取った。児童たちはアユをじっくり見つめたり、手で軽く触れたりした後に、川へ放流した。児童の1人、奥山楓加さんは「大きくなって子孫を残せるように頑張ってほしい」と期待を込めた。
アユの放流を授業の一環で行うのは同校では今回が初めて。この企画を小学校に持ち込んだのは、前PTA副会長の及川正信さん(41)だ。少年時代から慣れ親しんだ多摩川を、今の子どもたちにも知ってもらいたいと企画を練った。「今の子は川に来る経験が少ない。この機会に川ともっと親密になってもらえれば」。
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