昨年相模原市で起きた障害者福祉施設での殺傷事件を受けて4月28日、川崎市北部身体障害者福祉会館と高津警察署が不審者対応のための訓練を実施した。
同署によると福祉施設での不審者対応訓練は区内初。同施設が護身用にさすまたを購入し、使用法を学ぼうと同署に相談したことがきっかけ。
施設に不審者が侵入したと想定して訓練を実施。実際に110番通報を行い、駆け付けた署員が逮捕するまで、職員ができる対応策を学んだ。署員から「不審者に声を掛けて周囲にいち早く異常を知らせて」「必ず間合いを取るように」などの指導を受け、職員は万が一の時の対処を確認した。
青砥利幸施設長は「さすまたの置き場所や職員の役割分担など課題は多かった。しっかり活かしていきたい」と話し、同署の地域企画係の五十嵐健さんは「利用者と職員の方の安全を最優先に。二度と悲惨な事件が起きないよう、訓練に協力していきたい」と話した。
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