下作延にあるアルバゴルフクラブで20年以上コーチを務める塩川隆幸さん(46)が、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワードの最優秀賞を受賞した。受賞理由は独自に考案した練習器具、クロックディスクが正しい構えとスイングを分かりやすく示すことが評価されたためだ。
この賞は独自の練習理論を実践するゴルフコーチに贈られるもの。今回は18人のプロコーチが応募した。
クロックディスクの特徴は練習者が自分の向くべき方向などを正確に知ることができる点にある。従来はスイングや体の向き、ボールを打つ方向などは曖昧な表現でしかコーチは生徒に伝えることができなかった。しかし、時計のような目盛がついたクロックディスクであれば、どの程度の修正が必要かを正確に教える事が出来る。そのため開発者の塩川さんは「初心者でも分かりやすく正しいスイングを学べる」と胸を張る。
塩川さんは自身が開発した器具と理論をまだ完全なものではないとしつつも、受賞については「コーチとして教えてきたことの集大成をいつか作りたいという昔からの夢が、このような形で実現できてうれしいです」と素直に語った。今後の目標を聞くと「初心者にとっても利用しやすい練習道具を考えたので、これを使ってもっとゴルフ人口が増えるようにしたいですね」と話した。
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