川崎西ライオンズクラブの会長を務める 関口 能長(よしなが)さん 溝口在住 60歳
地域の”わくわく”仕掛け人
○…「どんなクラブにしたいのか、改めて会員で話し合い、ビジョンを明確にし、計画を立て実行する年に」。今期のクラブテーマを「未来」に定め、クラブの将来を見据える。掲げる目標は会員の増強や例会の更なる充実。「講演会やイベント、ディスカッションなど、何か一つでも会員の皆さんに得るものがあるように」と意気込みを語る。
○…7年前にクラブに入会。クラブ活動で印象に残るのは、東日本大震災が発生した年にアクティビティ(奉仕活動)委員長を務めた時のことだ。「何か力になりたい」という一心で、大山街道フェスタで東北支援物産市を提案。宮城のライオンズクラブなどの協力を得ながら東北各地の名産品を集めた。津波の甚大な被害を受けた牡蠣の養殖産地の人から「牡蠣が小さすぎて出荷できない」と断られたが「そういうものを出してほしい。現状を知ってもらうことが重要」と説得した。物産市は現在も継続し、大きく成長した牡蠣も販売している。「『今年の牡蠣はいい』なんて連絡が毎年くる。人とのつながりが単純に嬉しいんだよね」
○…溝口に400年以上続く旧家に生まれ、高津小、西高津中を卒業。高校時代はバスケに打ちこみ、大学では経営法学を学んだ。先代が興した「(株)セキユウ工務店」を引き継ぎながら、地域活動にも積極的だ。区民祭では、夏に雪を降らせる企画を成功させたことも。「新しいことやるのが好きなんです。わくわくしません?」とにやり。「子どものキラッキラした笑顔が忘れられない」という。
○…意外にゲーム好き。最近は『信長の野望』に熱中する。「合戦もそうだし、商人や農民の信頼をどうやって得ようか考えたり」と喜々として話す。現在、溝口神社奉賛会神輿太鼓渡御部など約60団体に所属。活動の中で念頭に置くのは「ゼロから考え、自分で構築していく」こと。常に何を目指し、何をするかを考え新しいことに挑戦する。
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4月19日