高津区版 掲載号:2017年9月1日号
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7月10日付けで川崎北税務署長に就任した藤原 忠文さん区内在勤 59歳

納税者目線で利便性向上を

 ○…高津区、中原区、宮前区を管轄とする川崎北税務署の署長に就任した。確定申告の提出件数12万件超、2016年の申告期には来署した納税者数が東京国税局84署のなかで最も多かったという同署の舵取りに担うにあたり、「来年の確定申告期には長い時間お待たせすることのないよう、自宅等からICTを利用して申告手続きができることの周知・広報を積極的に取り組んでいきたい」と改善意識の高さをうかがわせる。

 ○…秋田県大館市出身。高校卒業後に地元の会社に就職したが、将来的な安定を求めて公務員を志望するようになり、正義感の強さから「適正・公平な社会をつくる仕事に携わりたい」と税務職員採用試験に挑戦。仙台国税局で採用され、すぐに東京国税局に出向となり、今年で41年目。相続税を中心とする資産課税事務に長く従事してきた。

 ○…思い出深い仕事について尋ねたところ「これは失敗談だけど」と話してくれたのは、ある藩主の末裔の相続税調査でのこと。先祖代々伝わる書画骨董品の確認調査に使い捨てカメラで撮影していたら、相続人から「由緒ある先祖代々の掛け軸をそんなカメラで撮るなんて」と憤慨された。「当時の私の行動は納税者目線からほど遠く、心情を無視した対応だったと今も教訓として心に残っている」としみじみ語る。

 ○…「つい先日も女子プロゴルフツアーの観戦で茨城県まで行ってきてね」と語るほどスポーツ観戦が趣味。出身の大館市は忠犬ハチ公の生誕地。秋田犬の忠誠心が厚く、家族に愛情深いという性格になぞらえ、「私も秋田犬に負けぬよう、署長就任にあたり更に信頼される税務行政を行っていきたい」と気持ちを新たにする。今年度の最重要課題に「マイナンバー制度の定着」と「e-taxの更なる利用拡大」を挙げ、「署全体で納税者目線の仕事を心掛け、更なる納税者サービスの向上を図っていきたい」と力強く語った。

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