芸術文化の活動に尽力した川崎ゆかりの個人や団体に贈られる市文化賞が9月26日に発表され、市立坂戸小学校合唱団が公立小で初めて選ばれた。また、個人では写真家の新井卓さん(39)とジャズピアニストの桑原あいさん(26)がアゼリア輝賞に選ばれた。
坂戸小合唱団は1986年に創設。小学生で構成され、毎年団員が変わるが、NHK全国学校音楽コンクール神奈川県大会で9年連続入賞など多くの賞をこれまで受賞している。また区内では小黒恵子童謡歌集に参加するなどしている。これらの活動や功績が今回の受賞につながった。
合唱団を指導する中島はるみ教諭は公立小学校として初の受賞に「今まで受賞されている方がすごい方ばかりなので、今回の評価に驚いている。30年以上の活動を評価していただき嬉しいです」と喜びを語った。
アゼリア輝賞に2人
新井卓さんは核問題などをテーマにダゲレオタイプ(銀板写真)という技法を用いる北見方在住の写真家。国内外の展覧会に参加し、海外にも作品が収蔵されている。新井さんは「複数の民族性と社会階級が混ざる川崎は子ども時代の私が強く影響された場所。その川崎で評価され大変嬉しいです」とコメントした。
また、桑原あいさんは洗足学園高等学校出身で、「モントルー・ジャズ・ソロ・ピアノ・コンペティション・イン・かわさき2014」で優勝したプロのジャズピアニストで、世界的に活動している。桑原さんは「洗足学園に通ったり、かわさきJAZZに出演したりと縁が深い川崎市で素敵な賞をいただけて光栄です」と受賞の感想を述べた。
川崎市文化賞は学術や芸術など文化活動で顕著な功績を残した市ゆかりの個人や団体に贈られる。またアゼリア輝賞は学術やスポーツなどで大きな成果を収めている若年から中堅層の個人または団体に贈られる。
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