川崎市立西高津中学校(上杉岳啓校長、生徒数842人)で10月21日、創立60周年記念式典が開催された。文化祭と同日に行われた式典には全校生徒のほか、歴代の学校関係者や地域代表など多数の来賓も参加。合唱や生徒からの公募で決まった創立60周年のテーマやシンボルマークの表彰などが行われ、学校の”還暦”を皆で盛大に祝った。
西高津中学校創立60周年のテーマは『前進〜重ねた歴史のその先へ〜』。西中のこれまでの歴史に感謝しつつ、新しくさらに進んだ歴史を作り上げていきたいという思いが込められている。記念式典開催に向けては実行委員会(川邉理司委員長)が2年前から立ち上がり、生徒や教職員、PTA、地域住民らが一体となって準備を進めてきた。
ハンドベルの美しい音色で始まった式典。全校生徒による校歌『よき生徒たれ』の合唱ではパート別の素晴らしいハーモニーに来場者から大きな拍手が送られた。
60周年のあゆみ
西高津中学校は1957(昭和32)年4月1日に高津中学校に併設される形で開校。同年7月20日に『芳しき梅の名どころ久地の地』の現地に移転し、今年で60年を迎えた。
開校当時は田畑に囲まれていた同校の周辺は今では住宅地や工場地へと様変わりし、生徒数も増加。今年は1、2年生8クラス、3年生6クラスと840人を超える規模になった。今年度は全ての学校行事に60周年の冠をつけ、なかでも10月に行われた合唱コンクールはミューザ川崎で開催するなど周年の気運を盛り上げた。生徒会や部活動も盛んで、今年はバレーボール部が関東大会に、そして水泳部が全国大会に進むなど躍進。また、生徒会は登校時にゴミ拾いをする「わが町クリーン大作戦」など先輩からの”想い”を引き継いでいる。式典であいさつした生徒会会長は「日頃から私たちを支えてくださる先生や地域の方々への感謝を忘れず、先輩方の残してくれた伝統をしっかりと受け継ぎ、次の世代にも開校当時の熱い想いをつないでいけるよう、日々前進していきます」と力強く語った。
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