来年2月の平昌五輪を控え、各競技で代表の座をかけた熱戦が繰り広げられている。スキーで滑降しながらアクロバットな技の演技を競う競技、スキースロープスタイルの強化指定選手に選ばれている古賀結那さん(高津中3年)も五輪出場を目指すひとり。現在各国で行われているFIS(国際スキー連盟)フリースタイルスキーのワールドカップに今月から4戦出場し、五輪派遣基準となる上位入賞を狙う。古賀さんは「早く雪山に行って大きいジャンプを跳びたい」と語る。
「自分の滑りを世界に披露したい」
実は今年2月の大会で着地に失敗し右膝前十字靭帯を断裂、全治6カ月のケガを負った。五輪出場に向け、国際競技会で結果が求められる大事なシーズンだが「やっちゃったって、そんなに落ち込まなかった。半年間なら11月の大会に間に合う」と焦りはなかった。
病院とジムへ週5日通い、リハビリとトレーニングの日々を送った。「こんなに滑らないのは初めて」という人生初のケガ。ネットにアップされる大会の動画を見ては、雪山へ戻りたいという思いを募らせた。
9月の終わりに雪上練習を再開。「こけたらどうしようってドキドキした」と緊張感があったが「感触は忘れていない」と手応えも。
「海外の選手はみんな楽しんで試合に臨んでいる。世界のトップ選手が集まる大会に出場して自分のランを見せたいという気持ちが大きい」と古賀さん。
平昌五輪に向け、ジャンプの大技「スイッチ900」を武器に世界へ挑戦する。
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