第43回川崎市立中学校新聞コンクール(主催/川崎市立中学校教育研究会学校新聞部会など)の表彰式が10月末、溝口の市総合教育センターで行われ、橘中学校3年9組が最優秀賞を受賞。そのほか区内5学級が入賞した。
同コンクールは学級、学校新聞づくりを通して自主的な活動を促進することが目的。今年は市内47校から学級新聞202点、学校新聞10点の応募があった。
目を引く書体に評価
学級新聞で最優秀賞を受賞した橘中学校3年9組の「サボテン」は書体デザインの質の高さと時期に合った題材の記事が評価された。
紙面作りのリーダーを担ったのは新聞委員の竹内凜央さんと北守真美さん。受賞に竹内さんは「まさか最優秀をとれるとは思っていなかった」と驚き、北守さんは「賞の重みを徐々に実感していった」と喜んだ。
学級新聞の発行は毎月1回。B4サイズ、モノクロで発行する。竹内さんと北守さんは、紙面のテーマ決め、ライター依頼、校正、タイトル文字のデザイン、進行管理などを行う。内容はクラスの人紹介や学校行事の実行委員へのインタビュー、クラスのアンケート調査など多彩だ。
紙面づくりで注力するのは評価された書体のデザイン。竹内さんは「タイトルは大きく、太く、フチをつけて。紙面が引き締まるように『黒』の使い方を意識している」と話す。竹内さんの熱意に影響を受けたという北守さんは「竹内さんに習いながらレタリングを始めた。新聞を楽しみにしてくれる人がいるので嬉しい」と紙面作りの醍醐味を話す。
学校行事がある時は、直前に発行してクラスの団結力を高めることも。竹内さんは「クラスの人が身近に思えるネタ、人の紹介は関心が高い。多くの人に関わってもらい、楽しんでもらえる新聞にしたい」と話す。
区内5学級が入賞
高津区内の入賞学級は以下の通り。【奨励賞】高津中3年4組/東橘中1年1組/東高津中1年4組【東京新聞賞】橘中3年8組/西高津中1年3組
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