新病院の建替え工事が進められている「帝京大学医学部附属溝口病院」(冲永惠津子病院長)が、開院を5月8日に予定していることがわかった。従来の診療21科目を維持し、問診センターや化学療法室などのほか外来患者呼び出しシステムを導入するなど、これまで以上のサービス向上を図る。同院では「今後も地域に根差した高度で良質な医療を実践していきたい」と話している。
新病院は地下1階、地上12階の免震構造を採り入れた構造。延床面積は約39750平方メートルで、病床数は400床を予定している。入院棟と外来・管理棟の2棟で構成され、外来の診療については各科外来・救急外来に加え、術前外来や問診センター、化学療法室が配置される。さらに地下にコンビニエンスストアー、1階にカフェコーナーを配置するなど、患者のサービス向上を図る。
また、診療時の患者負担軽減をめざし、「外来患者呼び出しシステム」を導入。受付時に渡される携帯端末で診察や会計の案内をすることで、患者が待ち時間に自由に院内で過ごすことができるようになる。
5月8日の開院に向け準備を進める同院では、「建替工事により病院機能の充実を図り、地域に根差した高度で良質な医療を実践し、救急医療体制を拡充します。また、災害拠点病院としての責務の遂行を目指します」と話している。
地元からも期待の声
1973(昭和48)年に開設された同院。90年に救急医療機関に、98年に災害拠点病院に認定・指定され、地域に根差した総合病院として歩んできた。
今回の建替に際し、地元、二子第一町会の木村俊道会長は「地域住民にとって拠点となる病院の建替えリニューアルに地元としても大いに期待している。これからも診療だけでなく、地域発展に向けて良い関係を築いていってほしい」と期待を述べた。
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