高津区と中原区の区境、新城エリアの地域イベントや活動を学びの場として捉え、市民が参加しやすいように情報発信を行う「シンジョーまちなカレッジ」がこのほど”開校”した。今後は地域の中で学べるワークショップなどの新しい企画を立ち上げ、運営に市民を巻き込みながら学びの場を拡大していく。
「シンジョーまちなカレッジ」はソーシャル系大学と呼ばれるものを目指し誕生。ソーシャル系大学とは、それぞれの地域に根づいて地域のなかに学びの場を創り出しているコミュニティで、シブヤ大学や丸の内朝大学などをはじめ、各地に広がっている。
構想が浮かび上がったのは昨年夏頃。新城で市民によるウェブ上のマップづくりの企画に携わった大学特任研究員の小俣博司さん=中面「人物風土記」で紹介=が「新城でも学びの場をつくりたい」と発案した。そこに同地域を盛り上げようと活動する地元で不動産業を営む石井秀和さんらが賛同。地元商店主や子育て”ママ”など14人を主要メンバーに活動を開始した。
テーマは「新城をひとつにする」こと。主な内容は情報発信と活動企画・運営。まずは地域イベントや取組をホームページで広報し、「新城で起きていること」として活動を支援する。また、独自のイベントやワークショップなどの企画を立ち上げ、運営を市民に委ねる形で誰でも携われる体制をつくっていく。
学長として指揮を執る小俣さんは「主役はまちの皆さん。それぞれが思い描くように、将来像を固めず自由につくりあげていければ」と話す。発足メンバーでアート教室を主宰する関川房代さんは「地域で活躍したいシニアやママさんの活躍の場を提供できたら」と期待を込める。また、同じく発足メンバーで新城日光通り商店街会長の出塚祐司さんは「最近の動きで商店街を飛び出した活動ができるようになっている」と手応えを感じている。
進捗はフェイスブックページで更新。ホームページ(http://shinjo.machina-college.org/)は6月中旬を目途にリニューアルし、情報発信していく予定だ。
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