競泳・世界ジュニア選手権100m自由形の派遣選手に選ばれた 伊東 隼汰さん 梶ケ谷在住 17歳
マイペースで世界に挑戦
○…水泳の花形競技、自由形(100m)でジュニアの日本代表選手に選ばれた。大会は8月23日〜28日にアメリカ・インディアナポリスで開かれる。「予選を勝ち抜いて、決勝の舞台に立ちたい」と大会の目標を語る。水泳との出会いは幼稚園の時。現在も所属する市内のスイミングクラブの送迎バスが幼稚園に来ており、友だちがバスに乗るのが羨ましかったという。「あのバスに乗りたい!」とクラブに通い始めた。実は母親が同クラブの親子クラスに通っていたこともあって、クラブとの縁は0歳から続いている。
○…高校生では日本トップレベルの選手。だが、練習嫌いなのだとか。小学生のころも練習が嫌で「プールに行きたくない」と駄々をこねることもしばしば。意外にもこの性分は変わっていないという。長い距離を泳ぐのが嫌いなのだ。短い距離を集中して泳ぐのが好き。「コーチが自分のペースを理解してくれて練習を組み立ててくれる。そういうコーチがいるから、今の自分があるのかもしれない」。マイペースだが着実に歩みを進め、世界の舞台にたどり着いた。
○…宮前区出身で現在は高津区梶ケ谷で暮らす。両親と姉の4人家族。近所にあるとんかつ屋さんがお気に入りだ。その店は川崎市出身の人気バンド「SHISHAMO」と縁があり、デモテープを聞いてバンドのファンに。都内の高校に通っていて、通学時はスマホいじりではなく小説を読む。最近読んだ本では、三浦しをん、越谷オサムが好き。スイミングクラブの中では有名な話らしいが、忘れ物が多いらしい。世界大会の出場を決めた試合でも集合時間を間違えていたのだとか。そんなエピソードも笑い話になるくらい愛嬌があり、クラブの人気者だ。
○…東京五輪も近いが「目の前の目標をこつこつとクリアしていきたい」ときっぱり。まずは初の世界戦。だが、その先の目標を期待せずにはいられない。
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4月19日