老朽化のため民間公募で建て替えられることになった溝口駅前の高津合同庁舎の優先交渉権者が選定され、インドアテニスを中心とした複合施設を提案した民間事業者に決定した。県は10月末までに事業契約等を結ぶ見込みで、事業者は来年1月から現庁舎を解体、2019年3月の開所を目指す。
優先交渉権者に選ばれたのは、全国でテニススクールなどを展開するノアインドアステージ(株)(大西雅之社長、本社・兵庫県)を中心とした企業グループ。公募には2グループが応募し、評価委員会による1次・2次の審査を経て、同グループに決まった。
再整備される施設は鉄骨造地上5階建て、延床面積4937・12平方メートルで、「世代を超えたマチの交流拠点〜職員と地域住民に愛される、複合商業型合同庁舎」を運営コンセプトに掲げる。建て替えの間KSPに仮移転している高津県税事務所が新しい複合施設の2階に、かながわ労働センター川崎支所と高津暴力相談室が1階に配置され、3階から5階にはインドアテニス・フィットネスが、そして1階にコンビニエンスストアと認可外保育所が入る計画となっている。
事業契約は県有地である同地に30年間の事業用定期借地権が設定される形で、契約期間は2047年10月まで。ただし、契約期間の延長などは将来の両者の協議もありうる。
ノアインドアステージは「テニスを通じて幅広い年代の方々に生涯スポーツとして楽しんでいただき、また、溝口駅前の利便性を生かし、地域の方々の交流の場となり、末永く愛される施設を目指してまいります」とコメントしている。
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