川崎市営地下鉄 早期着工を直訴 建設推進求める団体
麻生区と川崎区を結ぶ川崎縦貫高速鉄道(川崎市営地下鉄)の早期着工を求め、同高速鉄道建設を進める会(和田義盛会長)は10日、阿部孝夫川崎市長に要望書を手渡した。
和田会長は「地域活性化のために一日も早い実現を」と話す。
要望書を受け取った阿部市長は「低コストでできる電気の鉄道の開発を進めるなど市でも現在取り組んでいる」などと話した。
川崎市営地下鉄は新百合ヶ丘と川崎をつなぐ地下鉄路線として計画。多摩区では長沢周辺の地下を通過し、長沢に駅が建設される計画がある。平成13年には新百合ヶ丘から中原区の元住吉の区間で国から事業認可を取得した。しかし、この元住吉までの計画を鉄道9路線が乗り入れする武蔵小杉に変えたことや、市財政への影響から見直しが図られている。現在は新技術による川崎縦貫鉄道整備推進検討委員会を置き、蓄電池車両などを使った新しい計画を検討している。
新百合ヶ丘駅には横浜市営地下鉄3号線を延伸する構想もあり、横浜市は延伸計画の事業化の検討を11年度から開始する。あざみ野―新百合ヶ丘間で調査を進める方針。川崎市営地下鉄の建設計画に影響があるとみられる。
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4月19日