1団体2個人に褒賞 防犯活動に功績
多摩区内で防犯活動に功績のあった人や団体を表彰する警察本部長褒賞の褒賞品贈呈式が17日、多摩警察署(菅原保署長)であった。対象となったのは鴛(おし)沼自治会(下村優毅会長)と防犯指導員の安藤稔明さん(67)と吉田孝弘さん(71)の1団体2個人。
鴛沼自治会は毎週1回の防犯パトロールをはじめ、消防署と連携した防災訓練を毎年実施している。不法投棄や不審者の侵入を防ごうと自治会が独自に防犯カメラを設置し、地域ぐるみの高い防犯意識が評価された。下村会長は「カメラがない環境が本当はいい。ただ、不法投棄だけでなく、子どもや女性に対する犯罪抑止にもなる。犯罪のないまちづくりを進めていきたい」と話していた。
安藤さんは多摩防犯指導員、菅町会の役員として同署が実施している防犯パトロールや防犯キャンペーンなどに積極的に参加している。地区内の危険箇所の点検や警察への情報提供などの活動も評価された。「空き巣はスキを狙ってくる。スキを作らないように防犯活動を進めたい」と安藤さん。
吉田さんは長尾町会の防犯部長。防犯指導員としても同署の防犯活動に積極的に参加するほか、犯罪の発生状況に応じた地元への啓蒙活動や警察への情報提供の取り組みが評価された。吉田さんは「防犯は犯罪者との追いかけっこで防げない面もあるが、力を入れて頑張っていきたい」と話していた。
|
|
|
|
|
|
3月29日