半年以上かけて開発したフィッシュ丼（右）とユッケ丼（左）を手にする学生
専修大学の学生が、市民の台所として親しまれている川崎北部市場（宮前区水沢１―１―１）に新名物を作ろうと、「市場めし」を考案した。あす11月26日（土）、同市場のイベントで３種類のメニューがデビューする。
市場めしを手がけたのは同大学商学部の石川和夫教授、岩尾詠一郎教授の両ゼミの学生14人。市場内の事業者や近隣住民らに北部市場らしい食材や利用価格帯を調査したという。市場内の事業者と共同で商品開発に取り組み、学生らしいアイデアを盛り込んだメニューに仕立てた。
「３色ユッケの市場（いちば）ん丼」はマグロとサーモン、イカの３種類の鮮魚をメインに、たまねぎ、きゅうり、アボガドを添え、卵黄と甘辛のしょうゆダレで味わう。価格は７５０円。「そば処さか本」で提供する。
「キッチンシェット」で提供するのは「３種の魚のからあげ丼・３ｆｉｓｈ旬丼（トリプルフィッシュンドン）」。から揚げにしたマグロ、ブリ、サンマを白飯の上に乗せ、しょうゆベースの自家製ダレとねぎ、レモンの組み合わせでさっぱりと食べる。発売開始１ヵ月間は６３０円で提供する。
他にも「タラのすり身ハンバーグ」も同時に販売するという。
学生のひとり、金井里紗さん（３年）は「市場で人気の海鮮丼に対抗できるメニューになれば」と話す。「26日の発売に向けてより美味しい丼にしてきたい」と宮内陽香さん（３年）。
「市場めし」はあす26日（土）に開かれる同市場のイベント「食と花のフェスタ」で提供される。午前９時〜11時。問合せは同市場（【電話】０４４・９７５・２２１９）。
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