多摩署 お手柄3人に感謝状 振り込め詐欺防止
多摩警察署(三留秀樹署長)は17日、振り込め詐欺の被害を未然に防止したとして三菱東京UFJ銀行登戸支店支店長の飯島勇人さんと窓口係の田中紀代美さん、神奈川東部ヤクルト販売(株)中野島センターの配達スタッフ石沢佐代子さんに感謝状を贈呈した。
飯島さんと田中さんは高額な振り込みで訪れた女性客に声を掛け、被害を防いだ。普段とは違う通帳の動きを田中さんが不審に思い、上司の飯島さんに相談。すぐに警察に通報したという。
飯島さんは「お客さんを守るのも役目。被害を防いだのは警察とうまく連携が取れたから。家族の人にも喜んでもらいよかった」と話していた。田中さんは「万が一、被害にあったかと思うとゾッとして怖い。役に立ててよかった」と話していた。同店では振り込め詐欺を防ぐため積極的に利用者に声を掛けており、田中さんは昨年2月にも表彰されている。
石沢さんはヤクルト製品を配達中、訪問先の女性が
慌てている様子を不審に思い、話を聞いてみたという。この女性宅には息子を名乗った男から振り込みを依頼する電話があった。すぐに詐欺と思い「ダメだよ、奥さん」と引き止めたという。
石沢さんは「配達が5分早くても遅くてもダメだった。素直に話を聞いてくれたことがよかった」と話していた。
多摩署によると、区内の振り込め詐欺による被害は22件で被害額は8165万円(11月17日現在)。銀行振り込みを要求する手口ではなく、直接引き取る手渡し型の手口も増えている。
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3月29日